2024年の近況集14

  • 2024年09月06日

     08月11日(日)に行った石川県白山加賀禅定道、先ずはそのルートを見ていただきましょう。

  •  ご覧のように駐車地点から天池まで、けっこうな距離ではあるものの、単純な標高差としては約1000mなのですが、 等高線を読み込んでいただくお判りいただけるように、アップ・ダウンが多い行程なので、往路復路共にけっこうしんどいんですよ。
     まあそれは今回も覚悟のうえだったのですが、山ゴマのポイントになり得ると予想していたのは標高2000m付近から現れるハイマツ地マークと荒地マークのあたり。
     その付近へ到達してみると、チョッと判り難いですが、

    ご覧↑のようにカライトソウは沢山生えているのに、ゴマシジミはやっぱり居らんのですよ。

     巷間、「いわゆる白山本体に近い所には、カライトソウは多いのだけれども、何故かゴマシジミは居ない」 と云われているのは勿論知っていた訳で…、けれどもね、私の習性として、いつものように、「居ない」 というのを自分の目で確かめたかったのです。
     とか言いながら、「ワシが探したら、見つかるかも知れん…」 とココロの底では思ってたんですけどね。
     

  • 2024年09月09日

     もう09月。
     ぼちぼち懐柔行動に出るべき時期になって参りました。
     というワケで、昨日の日曜日09月08日はツマグロキチョウも探しに行かず、チョッとお洒落なランチを二人していただいた後、 K都新聞販売店さんからいただいた招待券を握りしめ、

  • ↑のアート鑑賞でキマリンのポイントにほど近い左京区岡崎の京セラ美術館へ。
     展覧会等に行くたびにいつも思うのですが、やはりホンマモンは迫力がありますわ。

     さて、石川県白山加賀禅定道の続きです。

     前回動画でUPしたような場所、即ち緩やかな地形の湿性草原というのは、カライトソウが生えていても山ゴマにとって良好な環境ではないというのが経験上わかっておりましたので、 露岩の急斜面にカライトソウが生えているような場所がないものだろうかと歩を進め、

    ココ↑なら 「そこそこオッケーかも?」 と思って探してみたのですが、まったく見られませんでした。

     どうやらこの白山加賀禅定道の近辺には、山ゴマが生息していないと判断すべきなんでしょうなぁ…。
     

  • 2024年09月13日

     かなり引っぱってしまいましたが、石川県白山加賀禅定道へ行ったお話しは、今日で終わりにしたいと思っております。

     05:07に登山を開始し、

  • ↑の奥長倉避難小屋に着いたのが08:57。ノロノロと歩いていたせいか 3時間50分も要してしまいました。
     「こんなんで、山ゴマ探した後、明るいうちにクルマに戻れるんやろか…」
    と、若干心配になってきたので3分ほど休憩しただけで先を急ぎます。
     とはいえ、[百四丈滝展望台] と書かれた道標があったりすると、登山道から分れてしばらく歩いて展望台に到着。

     「これはやっぱり動画で撮っときたいやん」 と、下手な動画↑を撮影。
     このあと、今日の折返し予定地点 「天池」↓ までは緩やかな登りだったので、どうにか10:57に到着。

     日が差したり陰ったりする中、この付近を時々歩きながら昼食のおにぎり3個を摂食。
     何故、時々歩きながら食べていたのかと申しますと、くれないさんが居たから…。

     当地のくれないさんは、日本国内における最西端の個体群であることを事前に知っていたので、 実は本種の観察も今回の目的だったのです。
     当初のプランでは先ずここまで一気に登り、くれないさんを観察後に標高2000m程度の地点まで戻って灌木帯に突入藪漕ぎして、 山ゴマの妄想ポイントに到達し観察するつもりだったのです。
     そう、二兎を追う予定だったんですよ。
     ところがですねー、上の動画でお判りになったと思いますが、未だ 11:50だというのに下から上がってきたガスに覆われてしまい、 それまで機嫌よく飛び回っていた くれないさんはピタリと飛ばなくなってしまいました。
     この標高2130m弱の地点までガスが上がって来たという事は次の目的地標高2000m程度の地点もガスに覆われているということ…。
     この状況では、たとえ山ゴマが生息していたとしても飛ばないので山ゴマの探索は諦め、下山することに。
     従いまして、今回も妄想の山ゴマポイントには到達できてないので、また来年再々挑戦するつもりなのですが、体力がねぇ…。
     実はこの「天池」を 11:54に出発し、駐車地点↓

    に到着したのが 16:39。下山途中に観察採集行動を全くしなかったのに 6時間45分も要しております。登りに要した時間が 5時間50分 だったので、下りの方が約1時間もよけいにかかってしまったんですな。
     荷物は 3kg以上軽くなっているのに、膝と足首の痛みで、ゆるゆるとしか歩けません。
     前期高齢者なので、まあ、それなりということなんでしょう。
     

  • 2024年09月19日

     35℃以上の猛暑日が続くのに、YKKapの研修会だの図面から拾い出しての見積だの現場での錠前交換だので、いーっしております。 この年齢になると体力と理解力が低下しているので、ホンマ、疲れる。
     そろそろ潮時か…、ジィジとバァバで細々と荒物金物の店売りだけでもエエか?と思う今日この頃でございます。

     とか思いながらも先の連休には京都ラベルのツマグロキチョウを何とか得ようと可能性を感じる丹後半島へ行っておりました。

     09月15日(日)は丹後半島西側から攻めようと北近畿豊岡自動車道経由で豊岡市から京丹後市久美浜町へ。
     途中、兵庫県内の

  • 既知ポイント↑に立ち寄り、ツマグロキチョウの現状、即ち 夏型or秋型どっち? を10頭以上で確認してみたところ、全て秋型でした。

     「という事であれば分散が始まり、個体も大きいのでキタキチョウと紛らわしいし、黄色いのはできるだけネットインやな…」
    と覚悟して、京丹後市久美浜町〜網野町〜丹後町の海岸砂浜沿いや

    流れ込む河川の堤防沿い↑を重点的に歩いたのですが、ほとんどの場所でツマグロキチョウはもとよりキタキチョウすら飛んでおりません。 きっと、暑すぎたんでしょうな。私もヘロヘロになりましたわ。

     連休なのでこの日は現地泊。
     妻なる方の「車中泊はエエかげんにしといたら」というお言葉に従って、

    森林公園スイス村 青少年山の家↑に宿泊。
     1泊2食付¥7500(税込み)、その内容は。

    バス・トイレ・テレビ無し、冷蔵庫と鏡台はありの和室↑。因みに風呂・トイレ(和式のみ)・洗面所は共用。

    夕食は鶏肉のお鍋と小鉢のみ。炊飯器いっぱいのご飯はお好きなだけどーぞ。別途注文のビール(中瓶)は¥600(税込み)。 因みに夕食をいただいたのは私だけでございました。

    朝食は08:00から。この時はもう一人おられたので、何故かチョッと安心しました。

    と、まあ、昭和の雰囲気満載の施設だったので、平成以降にお育ちなった方々にとってはかなりハードルが高いと思いますが、 私にとっては全く問題ありません。リピートもアリだと思っています。