2025年の近況集02

  • 2025年02月02日

     k氏のブログ内 H氏の書き込みで知った【京都府改訂版レッドリスト2024(昆虫類・クモ類・菌類)】 を読み、気になった部分(前回からの再掲です↓)内の各種について思った事、01月29日からの続きです。

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    ・クロシジミ:確かに、見られなくなりました。1980年07月19日に大文字山の「大」の火床を
           訪れたときには多くの個体が見られ4雄3雌の採集だったのですが、2001年07月
           11日に同所を訪れて探したときには全く見られませんでした。2000年代には
           京都府南部の相楽郡でそこそこ採れていたようなので、私も2010年代に城陽市、
           精華町、木津町、南山城村で探してみたのですが、完封の null でした。また、
           京都府北中部の福知山市でも探したことがあるのですが、ここでも完封の null。
           ではありますが、現在でも生息しているらしい奈良県の産地に近い南山城村で
           は生息可能性が高いのではないかと思っているので、絶滅寸前種のカテゴリー
           に入れるのではなく、絶滅危惧種としておきたいと思います。

    ・キマダラルリツバメ:備考欄の『産地は極めて局地的』この部分はその通りですが、他の部分
               の表現は正確ではありません。私の感覚では、「現在も京都府内各地で
               産地が発見され、多くの個体が見られる産地も複数ある」となります。
               なのでカテゴリーは『絶滅危惧種』ではありません。さらに言えば
               『準絶滅危惧種』よりも更に下位のカテゴリーに入れるのが妥当です。

    ・シルビアシジミ:公的機関が発行する文書内で、京都府内の本種を『絶滅種』と言い切るのは、
             よろしくないと思っています。

    ・ウラギンスジヒョウモン:本種については1975年06月15日に天田郡夜久野町の宝山で1頭
                 (標本が行方不明だが当時必死で図鑑とにらめっこし、本種の雄だ
                 った記憶あり。同定は間違ってないと思う)採ったことがあるだけ
                 でした。この宝山は京都府内唯一の火山で、採集した当時は元あっ
                 た草原に樹林が侵入混在していたので本種が生息できていたのでし
                 ょう。今では、山全体が樹林に覆われているので、当地での生息は
                 望めません。
                 それはさておき、京都府内で本種が最後まで見られたのはおそらく
                 木津川堤防の草原だったと思います。ここへは他種をメインの探索
                 などで何度も訪れ、注意していたのですが、全く見られません。
                 京都府内で本種が生息できるような環境は、この木津川堤防ぐらい
                 しか残ってないので、ここで見られないようでは『絶滅種』とする
                 のも仕方ないのかもしれませんが『絶滅種』と断定してしまうのは
                 やはり良くないと思っています。

     知っていることや思っていることをストレートに書く訳にはいかないので、なんや疲れてきましたわ。
     ヒメヒカゲ以降の続き…、次回も書けたらイイなぁ〜、でございます。
     

  • 2025年02月06日

  •  平日は伏見屋の店舗側で妻なる方と一緒に、麺類とおにぎりをいつもいただいているのですが、 現状は懐柔シーズンという事で02月02日の日曜日には↑のようなチョッとお洒落なランチをいただいたあと、
    ←の細見美術館でアート鑑賞しておりました。

     例によって k都新聞の販売店さんからいただいたチケットを握りしめての訪問でした。
     k都新聞一ヶ月の購読料が3,900円のところ、いただいたチケットが1,800円×2名だったので、 一ヶ月の新聞代は実質300円。
     新聞代は集金に来ていただくに限ると、私も思っております。

     

     またまた前回からの再掲です↓、今日はヒメヒカゲから。

     

    ・ヒメヒカゲ:『絶滅種』と断定されてますよね…。たしかに『絶滅種』としたい気持ちは、
           わからんでもないのですが、京都府内、ホンマに何処にも生息してないのでし
           ょうか。 本種の場合、かなり狭い湿地でも生息が可能なので、もしかすると
           府内中部地域で細々と生息しているかも? というのは私の妄想でしょうか。
           コメント欄には1960年代までしか記録が無いように書かれていますが、
           1972年に採集された個体が確かに存在していますしねぇ…。
           このカテゴリー分けをなされた方はどんな調査をされて『絶滅種』と断定した
           のか、教えていただきたいものです。

    ・オオウラギンヒョウモン:公的機関が発行する文書内で『絶滅種』と断定するのはよろしく
                 ないと思っていますが、京都府内における本種は『絶滅種』と書
                 かれるのも仕方ないか…。

    ・クロヒカゲモドキ:京都府内では1990年代後半から2000年代前半にかけて西京区の小塩山山麓
              から逢坂峠辺りの各所で探して完封のnull。1990年代後半から2000年代後
              半にかけては府南部の綴喜郡と相楽郡の各地で探し、この辺りでは数か所で
              得ることができており、特に2003年07月06日にはテニスコート程度の広さ
              の谷筋にあるススキ原内で17雄1雌の他に少なくとも5頭目撃というレコー
              ドが[ふしみや DB]内に記されております。いーっぱい居たんですね。
              この場所の現状がどうなっているのかと Google のストリートビューで表示
              してみると、こんなことになっておりました。ご覧のように発生地が根こそぎ
              ぎ削り取られてしまいました。こんな状態になってはじめて、この産地では
              『絶滅』と断定してもよいのだと思っています。
              ところで、近年の Kさんの観察状況によると、他の京都府内の産地でも環境
              は残っているのに、ほとんど見られなくなっているという結果から、上記の
              表で『絶滅寸前種』とカテゴライズされていることについて、異論はござい
              ません。

    ・ウラナミジャノメ:本種の生息地は山際と耕作地が接するような場所なので、人為による環境変
              化にさらされています。なので、『絶滅危惧種』への格上げは妥当だと思い
              ます。ただ、コメント欄で「京都市内は絶滅」と断言されているのは納得で
              きません。山科区北部や中部では居なくなっていると思いますが、山科区南
              部や伏見区が大津市と接するあたりでは生息の可能性が残っていると思って
              ます。

    ・ヒメキマダラヒカゲ:高校生の頃、左京区の杉峠〜大見尾根でヒサマツミドリシジミを狙ってい
              た頃は、びっしり生えているササ原で普通に見られていましたが、現在では
              林床はツルツル、ササ原自体が存在しません。従って本種は全く見られなく
              なりました。
              また、一昨年と去年に山地性のゼフィルスを探しに丹後半島を訪れたとき、
              きれいなササ原は広く残っているのに、見たのは本種らしき個体1頭のみで
              した。なので、『絶滅危惧種』とされるのは妥当だと思います。
     

     これまで長々と書いたのをお読みいただいた方は、「アンタは『絶滅』と断言するのがキライなんやね」と感じられたことでしょう。
     そう、キライなんです。

     いわゆる権威というモノを纏った組織なり個人なりが、しらみつぶしの調査(昆虫の場合そんなことできますか?)もしないで、 一旦、『絶滅』と宣言してしまうと、実は細々と生息していて後日発見された場合、
      「前回、『絶滅』と断言したのは間違いでした」
    と、いさぎよく発表できるのでしょうか。
     そうなった場合の権威側の言い分は、
      「今、採集されているアレは『放蝶由来』のモノだ」
    と、証拠もなくシレッと誤魔化すんでしょうな、きっと。

     もっとも、
       「環境に対するテロ行為であるところの『放蝶』をしたのは私です」
    と名乗り出てくれれば私も納得しますがね。