2025年の近況集08

  • 2025年05月23日

     どの天気予報をみても、05月25日(日)のギフ・オレンジさん生息域の天候は思いっ切りの雨。
     これで 3週連続です。次の日曜日06月01日が晴れの場合、オレンジさんは未だイケるだろうけど同一地域、同一日に行けるギフはもう終わっているでしょう。
     また、来年ですな。

     さて、今日も隠岐の続きです。
     隠岐と島根県本土に生息するチョウ類の地理変異に関する系統学的解析 の論文を読むと、第一採集目的であるところの亜種として記載されたサカハチチョウよりも、コントロールの島根県本土と比べ、 ツマキチョウやヒメウラナミジャノメの方が同一種内の mt-ND5 gene の塩基置換数が多いとされています。

     05月04日(日・祝)、隠岐島後に到着した日は天候晴れ、けれども県道沿いの温度表示は18℃で、ルーで有名な谷筋の林道↓に入ると15℃程度だったと思われます。

  •  そんななか、独特の飛び方をするシロチョウ科の個体をネットインしてみると、それはツマキチョウの雄。
     この日付でツマキチョウの雄とな…、イヤな予感がこみ上げて参りました。

     この林道では以前にサカハチチョウ夏型を数頭採集した実績があるので、春型を得ようと訪れた訳なのですが、 ツマキチョウが飛んでいるようでは多分サカハチチョウは未発生。

     ということで、翌 05月05日(月・祝)は塩基置換数が多いとされているツマキチョウとヒメウラナミジャノメもターゲットに繰入れたのでございます。
     

  • 2025年05月27日

     コジャノメかぁ…。
     先のゴールデンウイーク隠岐島後ツアーでは、これまでの経験からポイントは判っていたので、k*nk*nさんのブログにUPされてるような新鮮なコジャノメも狙っていたのですが、 フライングだったようです。

     隠岐産のコジャノメ、もしかすると少し変わっているのかも? と思ってこれまでにも必ず採っていたのですが、

  • ご覧↑のように、ほとんどが汚損個体だったので、新鮮な個体を採りたかったのですよ。
     

  • 2025年06月02日

  •  昨日、06月01日(日)は、こんな↑所に行っておりました。
     さすがは、大井川最深部、親子連れのツキノワグマが居てるんやもんなぁ…。
     なので、今日は、色んな意味でヘロヘロ、メゲております。
     それにしてもツキノワグマの親子、キレイな黒やった。漆黒と表現すべきかも。
     

     これだけではあんまりなので、最近撮影した標本画像を貼っておきましょう。

     富山県中新川郡上市町で2024年04月29日に採集した個体、本画像裏面左前翅に若干の赤色鱗粉が発現している軽微な異常型です。
     

  • 2025年06月04日

  •  今シーズンの初キマでございます。
     発生が早いと認識している京都市右京区の既知ポイント5ヵ所を駆け足でまわり、目撃採集できたのは 1ヵ所のみでした。
     発生状況は例年よりも 3日ほど遅いといったところでしょうか。
     

  • 2025年06月09日

     「まぁ、キマは絶滅の心配ない普通種ですから、採集は慌てることはないと思います。」

    という、某*キマ氏のご発言に、私も激しく同意するものであります。
     というワケで、現在キマシーズン真っ只中であるにもかかわらず、昨日06月08日(日)は、

  • こんな↑ところに行っておりました。
     自身の年齢から鑑み、キマなら 80歳過ぎてもやれそうだけど、オレンジさんをやれるのは体力的にあと数年しか残っていない、 ならばキマを置いといてオレンジさんに行くべきだろうとなったのでございます。
     それにしても 2週続けて自転車+徒歩であんな遠い所へ日帰りするのは、とーっても疲れ……、いや、「疲れてなんかいるものか!」 と妻なる方の前では言い続けております。

     ところで左手人差し指のモザイクの件ですが、あれは指紋がモロに写っているからなんです。
     このご時世、指紋画像を使われて不測の事態に巻き込まれたらイヤですからね。
     まっ、考え過ぎかもしれませんが。
     

  • 2025年06月14日

     昨日、06月13日(金)の京都市内は朝から日差したっぷりで気温も上昇、そして 17:00前頃からは雲が出て来て絶好の採集日和でした。
     ところがですねぇ、私は出掛けていないのです。
     というのは、当家に 7年お住まいになっている御うさぎ様の体調がすぐれず、「17:00に獣医さんへ連れて行かねばなりませぬ」  従いまして、「伏見屋の営業丸投げは受けられません」 とのお言葉を賜ったので、店舗にずーっと居たのでございますよ。
     仕方ありませんわ。

     ところで隠岐のサカハチチョウは結局どないなったんや? と気になっている方もおられるかもしれません。

  •  ↑の画像が今回の隠岐島後ツアーで撮影した最後の画像、飛行機出発時刻の2時間前。
     とは言え、空港からかなり離れた場所なので若干ギリの時刻。
     ここで最後の 1頭を採り、前日採集分に加え合計 4頭の採集でした。
     画像をクリックすると採った直後の私の言葉が再生されるのですが、その声は本種を採るのにかなり苦労したとの思いがにじみ出ております。
     

  • 2025年06月19日

     確かに発生は遅れております。
     特に山間部は1週間程度の遅れがあるような感じなので、今年の斜めの会で紹介した山キマは 07月10日以降が良いかも? です。
     そのうえ、ここ数日は高温でピカピカの青空。
     従いましてテリトリータイムも 17:00以降となり、帰宅が遅れているので妻なる方のご機嫌が心配でございます。

     と、まあ、ネタも無いので大井川に架かる吊り橋の動画でもご覧になり、涼しくなってください。

  •  踏板が所々朽ちていたのでビクビクしながら歩を進め、渡り切った右岸を奥に詰めている時、子連れのツキノワグマを見てしまいました。
     この瞬間から中島みゆき さんの「うそつきが好きよ」の一部が脳内でリフレインし、以降、行動に気合が入らなかった 06月01日の日曜日でございました。
     

  • 2025年06月23日

     こんな産み方をされている卵って、オレンジさんのモノじゃないよね…、きっと、ヤマトスジグロシロ or スジグロシロが産んだものだと思う。
     と、判断してそのままにしておきました。

  •  ↑の画像は昨日、06月22日(日)の撮影。
     訪問前の妄想全開のときは、
      「午前中にオレンジさんを 2雄1雌ほど観察した後、北陸道を爆走し、
       未記録市町村でキマリンを採るんだ!」
    と、目論んでおりました。
     実際、12:15にオレンジさんの生息域をあとにして 16:38には下見時に良い感触だったキマの推定ポイントに到着。
     そして、この 06月22日(日)の結果は? というと、書けるような書けないような…。
     微妙なところでございました。