2013年の近況集

セル内の日付をクリックするとその期間のふしみやの様子が表示されます

近況集2013年01月04日〜01月19日
近況集2013年01月22日〜01月31日
近況集2013年02月03日〜02月12日
近況集2013年02月15日〜02月24日
近況集2013年02月27日〜03月14日
近況集2013年03月17日〜03月26日
近況集2013年03月29日〜04月08日
近況集2013年04月10日〜04月17日
近況集2013年04月20日〜04月30日
近況集2013年05月02日〜05月11日
近況集2013年05月13日〜05月26日
近況集2013年05月28日〜06月05日
近況集2013年06月07日〜06月21日
近況集2013年06月24日〜07月16日
近況集2013年07月18日〜08月05日
近況集2013年08月08日〜08月25日
近況集2013年08月28日〜09月09日
近況集2013年09月12日〜09月27日
近況集2013年09月30日〜10月17日
近況集2013年10月19日〜10月30日
近況集2013年11月02日〜11月18日
近況集2013年11月21日〜12月09日
近況集2013年12月12日〜12月20日
近況集2013年12月22日〜12月31日

 

 以下の文章は、2014年01月26日〜2014年03月11日の『ふしみやの近況』ですが、 2013年の総括にもなっているので、ここにも付しておきます。

  • 2014年01月26日

     2010年までは冬場にギフチョウの下見で近場へと出掛けていたのですが、近年はあまりにも環境が悪化したものですから、 2011年以降、全く出掛けておりません。
     今年(2014年)に入ってからも、先週の日曜日はオーケストラが奏でる音楽を聴きに行き、 そして本日の日曜日も承天閣美術館でやっている円山応挙展へと出掛けるなど、正しい蝶屋とは言えない行動をとっている私です。
     このように運動不足な休日の連続で、遂にベルトの穴が一つ外側にずれてしまいました。

     さて、そろそろ始めないと記憶が薄れてしまうので、2013年の総括を始めることにしましょう。

     
    2013年の総括:01月〜03月

     ノートを繰ってみると、この期間は白紙、なーんにもしておりませんでした。
     2012年までは、最低一回は何処かでゴソゴソしていたのですがねぇ…。

     
    2013年の総括:04月その1

     ということで、04月です。
     04月と言えばギフチョウ。すべて本種を対象のお出かけで、

       04月04日:福井県南条郡南越前町
       04月05日:滋賀県大津市〜京都府京都市左京区
       04月08日:京都府京都市左京区
       04月10日:京都府京都市北区と京都市左京区と京都市西京区
       04月13日:京都府京都市右京区(旧北桑田郡京北町)
       04月14日:島根県大田市の旧邇摩郡温泉津町と旧邇摩郡仁摩町
       04月15日:福井県大飯郡高浜町
       04月16日:京都府京都市北区
       04月18日:京都府京都市北区〜京都市右京区
       04月21日:三重県伊賀市の旧阿山郡島ヶ原村と京都府相楽郡南山城村
       04月25日:京都府京都市西京区
       04月28日:島根県飯石郡飯南町と広島県三次市
       04月29日:鳥取県東伯郡琴浦町

    といった感じ…。
     都合13日のお出かけですから、1ヶ月のうちの約半分に迫る勢いです。
     ただ、この13日間でギフチョウを採集したのは、たったの2日でございました。
     行ってる場所が場所だけに仕方ないとは言え、残念な2013年の04月でした。

     

  • 2014年01月29日

    2013年の総括:04月その2

     先日、京都市内のギフチョウがいよいよダメになったという趣旨の書き込みを、kさんのブログにさせていただきました。
     そのなかで、西京区の小塩山だけは保護の甲斐あってか今のところギフチョウが残っているけれども、

    生息地を囲む防獣ネット↑の網目の大きさが気なっていると書きました。

     本ページにお立ち寄りいただいている皆様ならご理解いただけると思うのですが、ギフチョウを保護するというのであれば、 この防獣ネットの網目が細か過ぎるんですよね。
     なので、2013年04月12日に訪問したとき、この防獣ネットで囲まれた内部で胸に身分証?をつけて監視されている方に向かい、

       「緑色の防獣ネットは目が細か過ぎてギフチョウの自由な通過が妨げられ、
       ミクロな個体群間の交流が難しくなりますよ。
       現状は個体群が維持できているように見えていますが、このままだと
       血が濃くなって、結果的に絶滅に至る可能性があります。
       また、雌の正常な産卵行動を邪魔している可能性もあります。ですから、
       せめて4月中だけでも緑色の防獣ネットを撤去すべきです」

    といった意見を熱く語りました。これを受け、監視されている方は、

        「私の一存でネットを撤去するとお約束できませんが、こういう意見を
        賜りましたと日誌には書いておきますので、会の内部で読みたい人は
        読むでしょう…」

    と人を小バカにしたような笑い顔でおっしゃいます。
      「読みたい人は読むでしょう…」 って、どーゆー事なん?と思いながらも、 「いやそうではなく、会員さんが集まったときにでも この意見を皆さんにお伝えいただき、4月中だけでも撤去して欲しいのです」 との願いを込め、熱く喋り続けたのですが、 「日誌には書いておきます」 の一点張りでした。
     この不誠実な対応に、心の中ではムカツキながらも笑顔で、 「それではよろしくお願いしますね」 と言ってこの場から去りました。

     後日、私のお願いが受け入れられたかどうかを確認するため04月25日に再訪してみたところ、防獣ネットは04月12日に見たのと同じ状態でした。

     きっと、「カタクリとカンアオイさえ害獣に喰われなければ、自ずとギフチョウも守れる」 と考えておられるのでしょう。
     現に、今年もギフチョウが見られているのだから、我々がやっている保護方法は正しいのである。
     従って、 「ギフチョウを保護するというのであれば、緑色の防獣ネットを撤去すべきだ」 なーんて、
    じゃまくさい事を言い出すオッサン (これまで数多くのギフチョウ観察経験を有しているとも述べました) の意見など無視すればよろしいという事なのでしょうね、アノ会としては…。

     

  • 2014年02月01日

    2013年の総括:04月その3

     前回からの京都市西京区の続きをもうチョッとだけ書いておきます。

     ここ小塩山では某会設置による緑色の防獣ネットで囲まれた区域(2ヶ所)の他にも、黄色の防獣ネットで囲まれた区域(2ヶ所)があります。

    ←ご覧のようにこちらの方は緑色の防獣ネットよりも更に細かい網目なので、ギフチョウの通過は絶対に許さない!という強固な意志を感じます。

     実際、↑のネットで囲まれた区域は、過去良い状態でギフチョウが生息していた頃には、2〜3頭の雄が集まってテリトリー争いをしながら雌の飛来を待ち受けている場所だったのですが、 この日、 この内部では1頭のギフチョウも確認することができませんでした。
     時期天候共に好条件が揃っていたにもかかわらず、このポイントでギフチョウが全く見られないのは、防獣ネットで囲ってしまった事に原因があると言わざるを得ないでしょう。
     即ち、雄と雌とが邂逅すべき場所を人為的に1ヶ所抹消してしまった事になります。

     また、こちらの黄色の防獣ネットで囲まれた地域では、この内部や周囲で監視等の活動をされている方を見かけませんでした。
     ですから、 「せめて4月中だけでもこれを撤去してください」 と言いたくても、その対象者がおられないのです。
     これまでに、黄色の防獣ネットの設置者は京都市であるとの伝聞情報を得ていたので、これについての連絡先等を記載した看板が付近にないものだろうかと 探してみたのですが、在るのは某会設置の看板ばかりで京都市名義のものは見当たりませんでした。
     そう、意見を述べようにも、何処に持って行ってよいのか分からないのです…。

     

  • 2014年02月04日

    2013年の総括:04月その4

     録音されてる鳥さんの鳴き声、何という種名の鳥さんなのでしょうねぇ。

     …って、 「訳の分からん動画を貼り付けよってからに」 とのお声が聞こえてきそうです。

     確かに、神社が映っているだけで、面白味のない動画ではございますが、ここは蝶研出版の「ギフチョウ88か所めぐり」で紹介されたポイントの一つ、 鳥取県東伯郡琴浦町(旧赤碕町)の船上山に在る船上神社の境内になります。
     「ギフチョウ88か所めぐり」では、まさにこの場所がポイントとして地図に赤い斜線で示されており、 実際訪れてみると、「いかにも…」 といった雰囲気なのです。
     しかしながら私は、ここでギフチョウを見たことがないんですけどね。

     ところで、ここ、鳥取県東伯郡琴浦町(旧赤碕町)船上山へは昭和の日絡みの連休、2013年04月29日に訪問しました。

  •  ↑ご覧のように2008年にも一度訪れているのに、今回再訪したのは、どーにも納得いかなかったからなのです。
     と言いますのは一昨年(2012年)、N先輩がギフチョウの撮影を目的に当地を訪問されたのですが、良い天気だったにもかかわらず全く目撃できなかったそうなのです。
     上に貼った2008年のデータからも当地は良いポイントである事がお分かりいただけると思います。
     ところが、それからたったの4年後には全く見られなくなってしまうなんて、いったい何が起こったのだろうか? と疑問に思ったのが再訪の理由でした。

     そして私が実際訪れた2013年04月29日、朝からとっても良いお天気のギフチョウ日和。
     きれいなブナ林の林床は、下草や潅木の葉も残っておりシカの糞も無し。ということで、シカの食害はなさそうです。

     ↑ご覧のようなミヤコアオイ?の大きな群落もそこかしこに在り、「居らんハズはないやろ…」 と呟きながら歩を進めて行くのですが、1頭のギフチョウも出てきません。
     「なーんで、出てこぇへんねんなぁ!」 とココロの中で叫びながら、かなり必死になって探したのですが結局null。
     思いっ切り、メゲました。

     それにしても、これだけ良好な生息環境が残っているのに、どうして居なくなってしまったのでしょうねぇ…。

     

  • 2014年02月07日

    2013年の総括:05月その1

     ゴールデンウイークのお話しは、当時けっこう詳しく書いたので、今日はリアルタイムでほとんど書かなかった05月12日の事を書いておきましょう。

     当初の予定では、東海北陸道飛騨河合PAに軽トラを停め、積んできた自転車を利用して小鳥湖(ダム湖)を左手に見ながら南下、 清見町大谷で右折し森茂峠を越え、旧森茂集落付近でギフチョウを観察するつもりでした。
     まあ、ギフチョウの観察が第一の目的であるのは間違いないのですが、さらにもう一つ、 「御前山への登頂は可能かどうか…、とりあえず山容を眺めてみる」 という目的もあったのです。
     何故この御前山なのかは置くとして、結局、飛騨河合PA敷地と外部を隔てるゲートの隙間が狭く、 自転車を外に出すことができなかったので当初の予定は中止になってしまいました。

     仕方がないので飛騨河合PAから出て徒歩で向かったのは、

    ↑この先、送電線鉄塔が建つ尾根でございます。(この画像に写ってる鉄塔ではありません)

     送電線があれば尾根上に鉄塔が建っており、しかも保守用の小径が必ず存在しているので楽にそこまで到達できます。
     そして、その足元は刈り込まれた明るい広場になっているのでギフチョウのポイントになることが多いのは皆さんご存知の通りです。
     ということで、走るようにして登ってみると、こんな感じでございました。

     で、肝腎のギフチョウはどうだったのかと申しますと、激しく汚損した雄2頭を観察しただけでございました。

     

  • 2014年02月10日

    2013年の総括:05月その2

     2013年05月12日の続きです。
     元々の目的地へ行くことを断念したので、時間に余裕ができてしまいました。
     そこで、当初予定していなかった岐阜県大野郡白川村馬狩へ行ってみよーかなっ♪

    ということで、↑東海北陸道飛騨白川PAへと移動し、ここから自転車で卒塔婆峠を越えて馬狩谷へと向かう魂胆です。
     「高速道路からは絶対に流出するものか」 という強い意志が感じられますね。
     卒塔婆峠までは標高差が約150mあるものの、距離は短いので一部に自転車の押し歩きが入っても20分とかかりません。
     峠まで登ってしまえば、ここからは自転車で一気の下り、

    広い谷筋に降り立つとカタクリの絨毯↑でございます。

     このカタクリにギフチョウが訪花してたりすると、とっても良い絵になるのですが、皆さんご存知の通り、こんな所には滅多にやって来ません。
     せっかくなので、ギフチョウが見られるような場所へ行ってみようということでウロウロした結果、 かなりの汚損個体と推定される3雄の目撃と、新鮮な1雌を観察するにとどまりました。

     以上、 「高速道路からの流出無しでも、1市1村の飛騨ギフが観察できます」 というお話しでございました。
     因みに高速道路の一筆書きルート、京都東IC流入→東海北陸道・北陸道経由→大津IC流出の最安値ではなく、 電光掲示板に名神高速が渋滞していると表示されていたので、京都東IC流入→東海北陸道・北陸道経由→敦賀IC流出のパターンで帰宅いたしました。

     

  • 2014年02月13日

    2013年の総括:05月その3

     2013年05月の残りの週末、18日〜19日は宮崎県へカラスシジミ狙いで訪問したものの、 天候悪くイマイチの成果だったので書くべきお話はリアルタイムで書いた以外に思いつきません。
     そして、最後の週末26日は地形図の読みが大雑把(事前のプロット地点からややズレていた)に当たって、 富山県旧東礪波郡利賀村で多くのギフチョウを採集。
     ついでに岐阜県↓にまで足を伸ばし、

    湿地の縁で新鮮な雄を観察する事ができました。
     因みにこの岐阜県側では好天の日曜日であったにもかかわらず、蝶屋さんはおろか一般の方も誰一人としてお会いしませんでした。 どこかで通行止めにでもなっていたのでしょうか。

     これで2013年05月の総括はおしまいにして、今日はパソコンのお話しを少し書きます。

     
     もうすぐWin XPのサポートが終了するのと、04月01日からの消費税UPに備えて店舗のパソコンを買い換えましょうということで、 私もkさんに倣い、通販で64bitのマシーンを購入しました。
     まあ私の場合、通販とは言ってもヤフオクに出品している業者から、中古品の購入だったのですが…。

     で、↑が購入したPCのスペック、hp製Z400型で元COAはWin Vista Biz 、税込み送料込みで4.08Mでした。
     このマシーンをMRRプログラムにて中古再生し、Win 7 pro. 64bitの正規ライセンスを添付すると謳っていたので安心して落札しました。
     入金後速攻で送られてた大きな梱包を解いてみると、正規のOS再インストールメディアとMicrosoft社発行の正規シールは添付されていたのですが、 そのシールにはプロダクトキーではない別の文字列しか記載されていません。
     「これでは使えへんやないの。まさかの詐欺?」
    との疑念が一瞬よぎったのですが、メール(電話は受け付けないんだって)でこの旨連絡すると、プロダクトキーが記載された文書の単なる入れ忘れということでございました。
     2日後、この文書のみが郵送されてきたのですが、ひとこと「すんまへんでした」ぐらい書いとけやと思った次第です。

     無事にMicrosoft社の認証と周辺機器認識を終えた後、普段使いの各種ソフトのインストールも順調に進んで最後にFile Maker Pro 4.1をインストールしようとCDを挿入したところ、 「このソフトは64bitでは使えません!」 と×印が表示されてしまいました。
     File Maker が使えなかったら [ふしみやDB] が作れへんやないの…。
     ということで仕方なく、↓を買ってしまいました。

     予定外の出費ですわ。

     

  • 2014年02月16日

     2013年の総括、06月分を書かないといけないのですが、今日は前回に引き続きパソコン関係のお話しです。

  •  前回、File Maker Pro 10を買ったので予定外の出費になってしまったと書きました。
     このソフト、元々は結構値の張る代物なのですが、買ったのが現行バージョンではないのに加え、 ↑ご覧のようにアウトレット品だったので0.98Mで販売されており、 ここから更に約0.5M分のポイントを使って購入したので実質0.5Mの出費でございました。
     実際、インストールして使ってみると、File Maker Pro 4.1 (拡張子.FMJ)→File Maker Pro 10 (拡張子.fp7)への変換は一瞬でなされるのですが、 変換後の.fp7ファイルのレイアウトが微妙にズレてしまうのです。
     このズレを直そうにも、.fp7ではフィールドのサイズが大きいのでラベルレイアウトが使い物にならないのです。
     そこで、旧バージョンのFile Maker Pro 4.1へと再変換しようにも『そんな事はできまへん!』とつれないお返事…。
     何とかやる方法はないものだろうかと捏ねくり回したところ、

      File Maker Pro 10から一旦 .xls 形式でレコードをエクスポートして
      新規 .xls ファイルをデスクトップ上に生成。
        ↓
      File Maker Pro 4.1 を同所で開いて先ほど生成した .xls ファイル
      からレコードをインポート。
      但しこの時、フィールド同志の照合は手作業にて。

    といった手間のかかる作業で何とかラベル作成が可能になりました。
     今回、0.5M程度の出費だったので腹も立ちませんが、もしも元値で買っていたりしたら、 Enterキー辺りが破壊されていたかもしれません。

     

  • 2014年02月18日

     現在、ふしみやDBの作成は、こんなスペックのPCでやっておりますが、今年から動画も取り込むので、メモリ8GBでも不自由を感じております。
    …って、チョッとパクってしまいました。

     これまでのFile Maker Pro 4.1では、オブジェクトフィールドに「ファイルの参照データのみ保存」というコマンド?を用いても動画は取り込めなかったのですが、 File Maker Pro 10ではこれが可能になっていたので、動画で撮影しておいた生息環境もレコードに加えることにしました。
     取り込むに当たって、動画の不要部分を切り取ったり、フェードイン・フェードアウト等の効果を加えたくなるのが私の習性でございます。
     ただ、撮った動画はAVCHD(.m2ts)という扱いに困る形式でして、私が普段使っているタダのソフトでは、AVCHD(.m2ts)入力→AVCHD(.m2ts)出力できないのです。
     そこで、これができると評判のソフト『EDIUS』試用版をDLして動画編集してみたところ、

    たった42秒の↑こんなしょーもない動画でも、保存に5分弱もかかってしまうのです。(メモリよりもCPUの問題みたいやけど…)
     これだけのスペックがあれば、もっとサクサクいけると思っていたのですがねぇ…。
     うむぅ〜、AVCHD(.m2ts)動画、恐るべしでございます。

     こんな話題ばかりでは蝶屋のページとは言えなくなってしまうので、ギフチョウの標本画像でも貼っておきましょう。
     2011年05月15日、富山県で採集した個体です。

  •  お手軽にウインドウ内アイコンを特大表示にしてPrintScreenしただけですが、並べて見るには案外良い表示方法かもしれません。
     もっとも、こうするのであれば、全てにラベルを写し込んでおくべきでしたね。

     

  • 2014年02月21日

    2013年の総括:06月その1

     リアルタイムでは書けなかった事ばかりを書いているので「総括」と呼ぶのはおかしいのですが、2013年の総括に戻ります。
     今日は06月です。

     06月なので、ほとんどのお出かけはキマリン対象だったのですが、第一週と第二週の週末は越中から飛騨の高標高地へとギフチョウを対象に出掛けておりました。
     第二週の飛越トンネル上部から寺地山、そこから下った水の平に関するお話は当時そこそこ書いたので、 今日は06月02日に訪れた富山県旧利賀村の水無湿原のことを書いておきましょう。

     水無湿原へは10年前の2003年05月25日にも訪れているのですが、このときは富山県旧利賀村大勘場のダム付近(奥大勘場のゲートよりもかなり手前)にクルマを止め、 そこから未だ全く除雪していない道を自転車で進み、体力的にかなり消耗したことを憶えています。
     ところがこの2013年06月02日は、旧利賀村上百瀬から水無谷までクルマで難なく入る事ができた上に、

    ↑こんな所までクルマで入れてしまいました。
     ココまで到達すれば、湿原までは平坦な道を約2km。こんなにもお手軽な水無湿原って、有り難味が無いなぁ〜と思いつつ、 30分もかからずに湿原へと到着。
     だけど、天気が悪い…。
     気温はそこそこあるものの、晴れ間の全く無い曇りです。
     これではアカンと判っているのに、じっとしていられない私は、

    無駄に↑まで登って暫く佇んだり、何処まで伸びているのだろうかと林道を詰めたりしていたのですが、 結局、雲は切れずに晴れ間は無し。
     従いまして、1頭の蝶も目撃せずで、完封のnullに終わったのでした。

     

  • 2014年02月24日

    2013年の総括:06月その2

     2013年06月のお出掛けですが、06日以降はキマリンを対象にほぼ毎日でございまして、 全く行動を起こさなかったのは某有名金色寺院の女子便所に一日中籠もっていた20日のみでした。
     因みに、女子便所で何をしていたのかと申しますと、勿論お仕事。個室扉の開き勝手変更と表示錠の新規取り付け。面材が硬くて、ホンマ、往生しましたわ。

     そんな事よりも蝶に関するお話に戻ります。
     京都市内にはキマリンの採集可能ポイントが伏見屋から片道20分以内に、いーっぱい存在しているので、 配達や打ち合わせの折に、どーしてもその付近に吸い寄せられてしまう私です。
     こうして、毎日キマリンを採っているからこそ、休日には冒険ができるのだと思います。
     ということで、たぶん絶っているだろうと巷間言われている滋賀県東近江市(旧八日市)を訪れたのは06月23日でございました。

     リアルタイムでも書いたのですがこの日は、↑のレンガ造りの建造物と石碑の間に写っているクズで覆われたデベソ付近でのテリ待ち心中という結果に終わりました。
     このレンガ造りの建造物については、当時、「文化的価値云々…」と書き、さらに妙なモノが写っていたら嫌だな…、とも書いた記憶があります。
     そう、この建造物はおそらく火葬場…。
     私、こういった方面にはかなり無頓着なのですが、ここでは流石にテリ待ちの最中でも、重苦しい雰囲気を感じずには居られませんでした。

     

  • 2014年02月27日

    2013年の総括:07月

     07月も16日までの平日は、例年通り京都市周辺部でキマリンを対象にお出掛けしておりました。
     という事で06月上旬から07月中旬までの採集可能日には、ほぼ毎日の出動ですから、 採った個体数は○〔〕・頭程度で例年通り。また、低グレードではありますがトラ型シマウマ型共に少数混じり、 結構なシーズンでございました。
     ただ残念なのは、新規ポイントの開発が2ヶ所にとどまり、しかもそこは両方とも生息していて当然の場所だったので、 悦びも今一つでございました。
     一方、T先輩におかれましてはスッキリと喜べる場所でポイントを開拓されたのですが、実はそこ、 私も数年前に訪れて返り討ちに遭っている場所だったのです。
     シーズンオフの下見時でも、テリトリー時の静止位置まで予想できるようになった私なのに、 見えないときは見えないんですね〜。

     キマリンを終えて下旬に入った最初の日曜日、年1化のウラナミジャノメが生息しているハズであるとの妄想の果てに訪れた福井県では、 キレイな海と原発を眺めただけでおしまい。
     そして07月最後の日曜日、28日はいよいよ山ゴマの開幕。

     分布圏(エエように考え過ぎかも…)ではあるものの、記録が無い↑へと訪れ、草原に突入したんですがねぇ…。

     

  • 2014年03月02日

     今日は早起きして、朝からラベルを作っておりました。
     やっとこさ、プリントアウトしたラベルは、

    A4用紙で8枚。ラベルの枚数は数えていませんが、ご覧のように結構な量になりましたね。
     これを全部キレイに切断して夫々の標本に附ける(しかも全個体の表裏撮影)のかと思うと、気が遠くなりそうです。 けれども採った以上は完了させなければなりません。
     まあ、05月中には何とか終わるだろうと思っておりますが。

     ところで、今年は飼育ラベルのレイアウトパターンを数種類追加しました。

  •  ご覧のように、エサを途中で変更した場合に対応したラベルです。
     この他にも、採集者と飼育者が異なる場合等のラベルレイアウトも製作。
     朝からモニタに向かっての細かい作業…、展翅よりも疲れますわ。

     

  • 2014年03月05日

     ラベルができたので、明日あたりから展翅を外して標本撮影に入ろうと思っています。
     今年は今のところ花粉症がマシなのでその心配は無いと思うのですが、鼻水を標本にたらさないよう油断は禁物。 気合を入れて始める事に致しましょう。

     さて、2013年の総括、今日は08月です。

    2013年の総括:08月

     08月と言えばゴマシジミ。
     07月末から山ゴマは4日、中国地方ゴマは2日の出動でした。

     所謂 「夜叉ヶ池」 に生息しているのだからココも分布圏内だろうと思って、結局2回も訪れた↓冠山ですが、

    カライトソウが多く生える草原の環境はとーっても良好だったのに、ゴマシジミは2回共完封のnull。
     コキマダラセセリだけのお持ち帰りという結果に終わりました。
     まあ、「分布圏内だと勝手に妄想されてもな…」 ということでございますね。

     そして中国地方ゴマは、島根県で1日、岡山県と鳥取県で1日の都合2日を費やし、「それなりに採りました」 という表現に止めておきましょう。
     ゴマシジミの現状を鑑みると下手な事は書けないし、かと言って何も書かないのもイヤだし、 なーんか難しいですわ。

     

  • 2014年03月08日

     未だ寒い京都ですが、日差しが強力になり、春が近いことを感じさせてくれます。
     開幕も近いので、早々に2013年の総括を終わらせなければなりません。
     ということで今日は09月です。

    2013年の総括:09月

     09月01日(日):某県で第2化のウラナミジャノメを採集。
     09月14日(土):宮崎県でタイワンツバメシジミを採集。
     09月15日(日):鹿児島県の3ヶ所でシルビアシジミを採集。
     09月16日(月):迷蝶は見かけなかった鹿児島県佐多岬観光。
     09月22日(日):石川県小松市梯川でシルビアシジミ探索。
     09月29日(日):福井県の越前海岸と九頭竜川・日野川でシルビアシジミ探索。

    といったところなので、例年通りの9月の行動ですね。
     それにしても福井県……、シルビアシジミは居てそーで、居てへんねんなぁ〜。
     けど、未だ諦めてないので今秋は九頭竜川の支流と敦賀市で探してみようと思っています。

     画像が無いと寂しいので、09月14日に宮崎県で撮影したタイワンツバメシジミを貼っておきましょう。

     結局、2013年にデジ一眼で撮ったのは、↑の個体のみでした。

     

  • 2014年03月11日

     だらだらと続けて参りました2013年の総括も、今日でおしまいです。

    2013年の総括:10月〜12月

     10月〜12月と申しましても、11月と12月は何処へも行ってないので10月の事だけになります。

      10月06日(日):和歌山県でシルビアシジミを採集。
      10月13日(日):台風のため伊平屋島への渡島を断念。代りに本部半島と多野岳でウロウロ。
      10月14日(月):主にヤマトシジミとヒメシルビアシジミを対象に、
               奥武島、屋我地島、古宇利島、瀬底島の4島で採集。

    以上3日しか行動を起こしておりません。

     10月06日の和歌山県では、ある程度の数を既知ポイントで確保した後、やや離れた河川の堤防で探索を試みました。
     最近、ミヤコグサの生えている場所をかなり的確に特定できるようになったので、 おいしそうな場所へはすぐに辿り着くものの、シルビアシジミに行き当たる事はありませんでした。
     やはりピンポイントと言うか、あそこにしか居ないみたい…。

     10月13日〜14日の沖縄ツアーでは、当初の目的地である伊平屋島へ渡れなかったのが残念でなりません。
     そこで仕方なくヤマトシジミとヒメシルビアシジミの 「島ラベル」 確保に走った訳ですが、ヤマトシジミは上記4島の全てで採集できたものの、 ヒメシルビアシジミは屋我地島と古宇利島の2島でしか確保できませんでした。奥武島で本種を採るのは難しいと思いますが、 瀬底島ではもう少し時間があれば確保できたハズなんですけどねぇ…。

     そして最後に動画を1本貼り付けておきましょう。

     本部半島乙羽岳の北側中腹で撮影。
     静止画では 「センダングサの花場に蝶がいーっぱい」 という雰囲気を表現するのは難しいですが、 動画ならとっても簡単ですね。