2023年の近況集

セル内の日付をクリックするとその期間のふしみやの様子が表示されます

2023年01月から2023年12月までの近況をまとめた表です

近況集2023年01月07日〜02月08日
近況集2023年02月14日〜03月04日
近況集2023年03月09日〜04月03日
近況集2023年04月07日〜04月24日
近況集2023年04月28日〜05月15日
近況集2023年05月19日〜05月22日
近況集2023年05月24日〜05月30日
近況集2023年06月02日〜06月13日
近況集2023年06月15日〜07月03日
近況集2023年07月05日〜07月21日
近況集2023年07月27日〜08月13日
近況集2023年08月15日〜09月03日
近況集2023年09月07日〜09月25日
近況集2023年09月28日〜10月14日
近況集2023年10月19日〜11月08日
近況集2023年11月14日〜12月05日
近況集2023年12月09日〜12月31日
近況集2023年00月00日〜00月00日
近況集2023年00月00日〜00月00日
近況集2023年00月00日〜00月00日

 

 


 以下の文章は、2024年04月11日〜2024年05月18日の『ふしみやの近況』から、2023年の総括として書いたものをここに付しておきます。

  • 2024年04月11日

     昨日も今日もギフチョウ日和なのですが、伏見屋金物店の営業を丸投げして 「ほな、行ってきまっさっ」 と言うワケにもいかず、悶々としております。
     京都市内から見える範囲の山々に生息していた頃は、30分以内に見ることができたので 「ほな、行ってきまっさっ」 と宣言しなくても、 なんやかやと仕事的理由を付けて採りに行けたのですが、「いまはむかしギフチョウといふてふありけり」 で、さらに 「野山にまじりてダニまみれ」 といった状況…。
     もう、どーしょーもありませんな。

     リンク切れ解消の為の記述書き換えを01月からほぼ毎日やっていたものですから、毎年02月〜04月にかけて書いていた前年の総括というか補足が書けていませんでした。
     そこで今日から昨年(2023年)の補足を書き始めることにしました。

    2023年の総括:01月
     区役所、年金事務所、金融機関等での手続きや、その道の専門家等との相談で忙しく、蝶屋としての行動はございませんでした。

    2023年の総括:02月
     展覧会にもコンサートにも行かず、ましてや蝶屋としての下見にも行かず、ひたすら大人しくしておりました。

    2023年の総括:03月
     引き続き中旬までは大人しくしていたのですが、下旬からは末娘の引っ越し、キマの下見1回、ギフの採集2回と出掛ける回数も増え、 ようやく蝶屋としての本来の行動になりました。
     因みにギフの採集2回というのはいずれも福井県を訪れ、それなりに採集しましたが、期待の異常型にはカスリもしませんでした。

     さて、今日もリンク切れが解消できたページを貼っておきましょうね。

  •   ↑の毛勝山山頂の画像をクリックしていただくと、[2019年の近況集] にお跳びいただけます。
     

  • 2024年04月13日

     昨日、04月12日(金)は平日だったけど、 「ほな、チョッと、行ってきまっさっ」 と宣言して京都府の

  • ↑こんな所でギフチョウを探しておりました。
     1/25000地形図では等高線が広い間隔で描かれ、Googleの空撮画像では良好な植生と推定できたので、 「きっと、居てるんとちゃうやろか?」 と思っての訪問でした。
     確かに良好な状態に見える雑木林が、この山塊上部に広がっていたのですが、シカの足跡多数でカンアオイは1枚も確認できず、 もちろんギフチョウも全く見られませんでした。
     今シーズン2ヵ所目のハマリです。
     まあ、生息しているかどーか判らない所へ行っているのですからnullは覚悟のうえ。
     けど、せっかくのギフチョウ日和なので当地での探索に見切りをつけ、急ぎ既知ポイントへと向かい、到着したのが12:57。
     もう打ち止めの時刻かと思ったのですが、何とか2雄の採集でnull神憑きは回避でき、やれやれでございました。

     さて、今日も2023年の補足、04月分を書いておきます。

    2023年の総括:04月
     2020年までは、京都市街地近郊にあった過去のポイントを訪れ、居なくなったことの確認をしていたのですが、 2021年以降は 「もうみんな絶っただろう」 と完全に諦めてしまったので、そのような行動は止めてしまいました。
     けれども、せめて京都府下のラベルを採っておこうと丹後半島方面へ数回訪れたのですが、採集できたのはたったの1雄。
     丹後半島もシカだらけになってしまったせいか、いよいよ絶滅へのカウントダウンが始まっているのかもしれません。
     あっ、それから04月の丹後半島ではスギタニルリシジミを目的に探してみたのですが、完封のnullでございました。
     

  • 2024年04月16日

  •  1/25000地形図に小径は描かれてはいないものの、行ってみたい山々の上には送電線が描かれています。
     そして等高線と送電線との関係から、軽トラで行ける谷筋の林道には、送電鉄塔保守用の作業道が必ず接続しているであろうことが読み取れたので、 山名表示のある2つのピークを巡る尾根歩きが、一筆書き行程で出発地点に戻って来れるだろうと予想。
     実際、その通りでございました。
     と、一昨日、04月14日(日)に杣山型狙いで行ってきたのですが、例年通りカスリもしませんでした。
     巡ってきた2つのピークの標高は700m前後ではあったのですが、事前の予想通り既に時期遅く新鮮な個体はほとんど見られませんでした。
     そんなことが判っていたのに何故行ったのかと申しますと、先ず第一には杣山型の採集、「あわよくば、新鮮な杣山型の雌が採れるかも」 と前向きに妄想したから。
     そしてもう一つの大きな理由は、「シカのせいで、この辺りもヤバイのちゃうか?」 と巷間言われてるので、 「へぇー、どんな状況なんやろ?」 と確認してみたかったからなのです。

     実際行ってみると、居るべき場所に一目見て3頭以上飛んでいるポイントが6ヵ所あったので、私的基準ではいーっぱい居た (居るか居ないか分からない所へ行くことが多いからかも) ということになります。
     確かに、シカの鳴き声は時々聞かれましたが、糞を確認したのは3ヵ所程で、マダニも衣服に付着することはありませんでした。
     この状況なら、今回行った辺りは未だしばらくは大丈夫だろうと思った04月14日でございました。

     さて、2023年の補足を早く終わらせてしまいたいので今日は05月です。

    2023年の総括:05月 その1
     この05月はゴールデンウイークに東北ツアー、中旬に隠岐島後、下旬にはギフとオレンジさんを同じ日に観察、06月直前には京都市内でキマを始めました。

     東北ツアーでは秋田県ラベルのギフを思っていた以上に採集できたのは良かったのですが、秋田県内陸部で採ったヒメギフが思いのほか時期遅だったのでチョッと残念。
     そして秋田県北部の海岸部でキタアカの幼虫を採ってやろうとの目論見は、私の老眼、根気不足…、あからさまに言ってしまえば実力不足で完封のnull。 但し、ほぼ同所でウスバシロを採ったとき、「こんな所にも居てるんや」 と、けっこうな驚きでございました。
     

  • 2024年04月19日

     明後日の日曜日は雨の予報でございますね。
     右手首の剥離骨折も癒えてきて、志賀有頭針の微妙な抜き刺しもできそうになってきたので、 何処へも出掛けず作業場に籠もって昨年(2023年)採ったギフチョウの展翅外しと標本画像撮影をすることにしましょう。
     

     ところで今日は先ず、リンク切れが解消できたページを貼っておきます。

  •  ↑は、例によってゴマシジミは見られず、花見をしただけに終わった福井県の経ヶ岳と大舟山との間に生えていたカライトソウとミヤママツムシソウ。
     この画像をクリックしていただくと、[2020年の近況集] にお跳びいただけます。
     

     そして次は早く終わらせてしまいたい2023年の補足です。

    2023年の総括:05月 その2
     亜種として記載された隠岐島後のサカハチチョウ(春型)を採ろうと行ったのですが、1日目は晴れ間はあったものの気温が低く蝶はほとんど飛ばずでnull。
     2日目は曇り時々雨最高気温約16℃ということで、島内を観光目的でウロウロ。
     3日目は朝から曇りで飛行機の出発時刻1時間前に少し日差しが出てきたので、空港近くの牧場でシルビアシジミ探し。ミヤコグサは生えていたものの、 成虫はもちろん、ミヤコグサの葉もキレイだったのでいずれのステージも見られませんでした。
     下旬のギフとオレンジさんについて語るのはよろしくないのでパス。
     06月直前に開始したキマなんですが、2023年の05月ラベルは得られませんでした。
     

  • 2024年04月22日

     04月20日の土曜日は良いお天気だったのですが伏見屋金物店は営業中で何処へも行けず。
     04月21日の日曜日は予報通り雨だったので予定通り作業場に籠もって展翅外しと標本画像撮影をするつもりで、


  • ↑ここまで準備したのですが、04月21日(日)が雨だったら、


    ↑に行こうと約束していたのを妻なる方に指摘され、急遽このコンサートに行ってまいりました。
     演奏された曲と曲の間に、小芝居を織り交ぜたり、指揮者がハクション大魔王のような衣装に着替えて指揮するなど、 とっても楽しいコンサートでございました。

     さて今日も、2023年の補足、06月分です。

    2023年の総括:06月

     06月ですから、ほぼ毎日キマを対象に出掛けておりました。
     キマ以外では1回だけオレンジさんを狙って富山県の某所へ。
     そこは生息していると信じて3回目の訪問だったのですが、見事返り討ちに遭ってしまいました。
     土石まみれの雪で覆われた谷をビビリながら詰めて、「出て来るならココだろう」 と暫く佇んで出てきたのはアカタテハ。
     橙じゃなくって、赤やった…、というオチでございました。

     一方、キマの方は好調でございまして、新規開拓ポイントは6ヵ所、その内の1ヵ所は未記録市町村だったので、採った瞬間に小さな雄叫びをあげさせていただきました。
     このように未記録市町村で見つけてやろうと事前に推定した地点で採集できたときは、これまでにも何度かありましたが、とっても気持ちが良いものでございます。
     因みにこの未記録市町村名は今年の斜めの会で、この方面に傾倒されている方々にお話しさせていただきました。
     とは言え、市町村名までだけで、地名等の詳細は申し上げておりません。
     というのは、申し上げるとかえって失礼になるかも? とか、探す楽しみがなくなってしまうかも? と思ったからなのです。

  • 2024年04月25日

     雨模様が続いたので展翅外し・標本画像撮影ができてなかったのですが、今日は久しぶりに晴れたので撮影開始です。
     せっかくなので今日撮影した福井県産2023年03月28日採集の、どーってことのない個体を貼っておきますね。

  •  さて、今日も早く終わらせてしまいたい2023年の補足、07月分を書いておきます。

    2023年の総括:07月
     07月に入ってのキマは07月11日までに5回の出動で、07月07日にはこれまで私とT先輩と二人合わせて延べで6回以上訪れていたのに、 全く見られなかった地点で初めて1頭目撃することができました。
     きっと居るだろうと二人が思った所には、やっぱり居るんですよねぇ…。
     これまでは、テリトリー位置を見極める能力が不足していたということなのでしょう。
     それから上旬には、地図を眺めて 「きっとヒサマツのポイントに違いない!」 と思った地点に行ってみると、ホンマにポイントでした。
     短時間に次々と飛来し、低い位置でテリを張るという、とってもオイシイ場所だったのですが、惜しむらくは時期遅で汚損個体ばかり…。
     なので、今年は06月20日頃に行ってみようかなっ? と思ったりもするのですが、多分キマに走るでしょうな。

     中旬には京都府ラベルのオナガシジミのポイントを当てて、展翅板1本分の個体を得ることができ、とーっても満足でございました。
     因みに、そのポイントについては今年の斜めの会で、市町村名…、いや、もしかすると地名までお話しさせていただいたような気がします。(記憶がイマイチ)

     で、下旬には調子に乗って滋賀県北部と福井県でオナガシジミを探したのですが、筋肉痛になっただけ、完封のnullでございました。
     クルミって大木やし、いーっぱいあるんやもん…。
     

  • 2024年04月27日

     いよいよゴールデンウイークの始まりではございますが、伏見屋金物店は暦通りに営業。勿論、本日土曜日も営業しております。
     ところで、右手首の剥離骨折なんですが、本人が 「治った! 完治や!」 と宣言しているので、連休には何処かへ行きよるんでしょうな、きっと。
     

     さて、今日は先ず、リンク切れが解消できたページを貼っておきますね。

  •  ↑は、2021年のゴールデンウイークにギフ狙いで行った新潟県。居るには居たけど、やっぱり時期遅だったので持ち帰りはごく少数でした。
     この画像をクリックしていただくと、[2021年の近況集] にお跳びいただけます。
     

     そして次は早く終わらせてしまいたい2023年の補足です。

    2023年の総括:08月
     08月19日(土)、鳥取・島根の山陰方面へビア狙いで行く途中、去年ツマグロキチョウ秋型がとっても多かった兵庫県但馬地域の河川堤防に立ち寄ってみたところ、

    カワラケツメイが多く生えていた堤防斜面↑だったのに、これが忽然と消え、ツマグロキチョウも全く見られませんでした。
     少し離れた堤防上道路脇には昨年と同等の密度で生えていた (けど、ツマグロキチョウは見られなかった) ので、 忽然と消えた斜面では何か負のインパクトがあったのでしょうね。
     次の日、08月20日(日)にはビア探しでウロウロした結果、海水浴場の砂浜に接するヤハズソウ群落内で2雄を採集。
     ここではミヤコグサを探したけど見い出せなかったので、ヤハズソウ発生? と推定しています。
     こんな環境でも本種の生息地になり得るのならば、探索対象地点の選定を改めなければならないという思いに至りました。
     因みに2023年08月は休日のたび毎に白山方面の天候がよろしくなかったので山ゴマを対象に出掛ける事は無く、 採集行動を起こしたのは、この19日・20日の2日のみでございました。
     

  • 2024年05月15日

     前回書いたゴールデンウイークの主たる目的のアレなんですが、05月03日という日付でギフとアレが [徒歩+自転車移動] という近い距離間で、 同一日に観察できるとは思っていませんでした。
     ギフについては新鮮な 2雄だけだったので 「まあ、ハシリなんだろうな」 とある程度納得できたのですが、 ギフ採集地点から下見のつもりで谷筋に移動してみたところ、まさかのアレが飛んでいるとは!
     しかも、約80分の滞在中、雄は全く見られず 2雌の目撃…。
     今年の季節進行はどないなってるんでしょうねぇ。

     さて今日は、まだ終わってなかった2023年の総括と言うか補足、09月です。

    2023年の総括:09月 その1
     昨年多くのツマグロキチョウが見られたのに、今年の08月中旬に訪れたときには全く見られなかった兵庫県但馬地域の某川堤防なんですが、 09月23日〜24日の丹後半島ツアーに行く道すがらに立ち寄ってみると、カワラケツメイが高密度に生えている地点↓では多くの秋型本種を見ることができました。

  •  但し、昨年多くの個体が見られたのに、カワラケツメイが忽然と消えてしまった地点では、1頭も見られません。
     この状況を目の当たりにすると 「カワラケツメイとツマグロキチョウ、両方とも不思議な種やなぁ」 といった印象を受けました。

     そして本来の目的地であるところの丹後半島では、キマの下見、シルビアシジミの探索、夏眠明けのスジボソヤマキチョウの採集が 今回のツアーテーマだったのですが、キマの下見で良い感触を得た場所が数ヶ所あった以外は、全くのアカン結果に終わったのでございます。
     

  • 2024年05月18日

     今年のゴールデンウイークのことを書いておかないと忘れてしまいそうなのですが、2023年の補足の方を先に書かないと、 この TOPページ内 [過去の近況集] の表が大きくなりすぎるので、今日は09月〜12月までを書いて終われせてしまいますね。

    2023年の総括:09月 その2
     k*nk*nさんのブログにUPされた某企業敷地内で撮影のツマグロキチョウ秋型画像に刺激され、

  • 「敷地境界フェンスと水路間の細い草地内で発生があったのかもしれない」と思って↑こんな水路内をじゃぶじゃぶ歩いて探索したのですが、 ツマグロキチョウはもちろんのこと、カワラケツメイも確認できませんでした。

    2023年の総括:10月

     10月01日に天神川沿い、有栖川沿い、そして↑の桂川左岸でカワラケツメイとツマグロキチョウを探したものの、 いずれも確認できず、完封の null でございました。
     そして10月07日は、鹿児島県の開聞岳山麓で開催された「伊勢海老+お高級宮崎和牛であぁこりゃこりゃ合宿」に参加。
     とーっても美味しゅうございました。
     あっ、一応、蝶も採っておりまして、意外と新鮮なウラナミジャノメ数頭とヒメジャノメ1雌も得ることができ、けっこううれしゅうございました。

    2023年の総括:11月
     文化の日に京都府北部の由良川ぞいでシルビアシジミとツマグロキチョウを探したのですが両種共に全く見られず。
     そして、それぞれの食草なんですが、カワラケツメイはかろうじて確認できたものの、ミヤコグサは見つけることができませんでした。

    2023年の総括:12月
     蝶がらみの行動は、何もございませんでした。

     以上、2023年は色んな手続き等で煩わされたわりには、けっこうまともに蝶屋をやってた一年でございました。