2008年12月27日
この時期の恒例となりました「今年、2008年を振り返って」というのを
今日以降31日までポチポチ書いていこうと思います。
先ず今日は、1月〜3月まで。
1月:正月早々、京都市中央斎場付近でギフチョウがおらぬものかと探索するも、
荒れた林ばかりでカンアオイも見出せず。
2月:ノートを繰ってみたところ【02月の状況】として3行、
「1月中旬〜2月いっぱいは週末毎に荒天になり積雪日が多く、京都市付近の山々へは下見に行けない状況だった。
従ってこの2月は全くフィールドに出ていない」 と記してありました。
3月:何と言ってもこの画像の南大東島。
これを写したのは到着日の03月01日です。少々肌寒く、どんよりと曇っておりました。
従ってこの日はハマヤマトはもとより、ヤマトシジミも飛ばないというダメ天気。
それでもウスイロコノマチョウを1頭採っているあたりが意地汚いか…。
心残りはこの富士食堂で、しまびとさんおススメの「大東ソバと大東寿司のセット」
を食べなかった事。また行かなアカンなぁ〜。
中旬から下旬にかけての日曜日は、京都府亀岡市から南丹市(旧園部町)にかけて
ギフチョウの下見をしておりました。
2008年12月29日
4月:勿論、京都市とその周辺(滋賀県大津市とか京都府南丹市)へは
採集可能の天候であれば、仕事をチョッとナニしたりしてず〜っと出かけておりました。
なのでありますが、もう、あきませんな。この地域は「へたってる」と表現するしかないように思います。
西京区の某所は未だ大丈夫なのかもしれませんが、私は今年見ていません。
少し遠くまで足を伸ばせる休日には、岐阜県美濃地方低山地、
京都府南山城村、京都府丹後半島、島根県安来市、鳥取県伯耆大山周辺に出掛け、
それなりの結果(と言ってもnullの含有率がかなり高い…)を得ております。
あっ、忘れてた。対象種名をここまで書いていませんでした。
敢えて書かなくてもよいようなものですが、対象種は全てギフチョウです。
ところで、上の三角点標石画像(私的コレクションの対象)
は京都府丹後半島で撮影してきました。画像の杭には「一等三角点」となっていますが、
『一等』の文字は誰かが書き入れたものと思われます。ここは「一等三角点」
ではないハズです。
2008年12月31日
のんびりと書いていたので、今年の総括が今年中に終わらなくなってしまいました。
年を跨いで、淡々と通常のペースで書くことにしましょう。
ということで、今日は5月。
5月:ゴールデンウイーク後半の4連休は例によって日本海側を北上、
各地でそこそこのギフチョウを採集できたのは良かったのですが、
秋田県の有名ポイントで横柄な態度の関西人蝶屋と遭遇。
「こんなヒト、未だ居てるんや」 という事が判り、ええ勉強をさせていただきました。
中旬には富山県南砺市のブナオ峠に行ったのですが、まさかのnull。
居ると分かっている場所で絶好のギフ日和、にもかかわらず目撃もナシの完封負け。
まあ、こんなこともあります。
上の画像はブナオ峠そのものになります。広くて明る過ぎますが、
広場の縁を飛んでもよさそうな雰囲気はありました。また、
写っている看板背後の斜面にもカンアオイは生えておったのですがねぇ…。
来年の8月上旬には、この看板の右側にある登り口から、
山ゴマ・ファイトに突入する予定です。
2009年01月02日
常に訪問している各掲示板やブログ等へは、新年のご挨拶を書き込むべきだとは思うのですが、
横着にも当ページでまとめてご挨拶させていただくことにしました。
皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
この正月は、離れて暮らしている子供たちが久し振りに帰京しました。
家族の皆が揃ったので思わず嬉しくなり、少々飲酒が過ぎてしまいました。
その結果、今日はアタマがイマイチです。(いつものことですが…)
それでは昨年から持ち越している2008年の総括を、淡々と書いて行きましょう。
6月:6月といえばキマリンです。
←の画像はキマリンを探しに行った先で撮影。軽トラの荷台に止まったヒカゲチョウです。
壊れかけたリコーのコンデジ、caplio G4で撮ったものですが、未だ何とかイケますね。
本来ならばキマリンを探しに行った先の環境画像を貼るべきなのでしょうが、
本種の場合その時に見られなくても、絶対居ないとは言い切れません。そこで、
ノートにnullと記録した地点であっても、画像をUPするのは控えさせていただきます。
さて、2008年のキマリンですが、採った個体数としては○×・頭以上…、
「成虫採集だけで、どないしたらそんだけの数が採れんねん!」
との突っ込みが入りそうですが、6〜7月の採集可能日は、ほとんど出動しておったのですから、
まあ、こんなもんでしょう。
そしてこの2008年も、
ポイントを完全に共有しているT先輩以外の蝶屋さんにポイントで会う事は無く、
ヨシヨシでございました。
(遠目にネットを見とめ、速攻で帰ったことはありましたが…)
2009年01月05日
01月04日は宇治市〜大津市でウロウロしようと思っておったのですが、
熱を出して寝ておりました。今日はもう大丈夫です。
2008年の総括を続けます。
7月:中旬まではずーっとキマリン。
下旬初っ端は九州の某林道で某種をフニフニし、7月最後の日曜日は福井県で山ゴマ狙いでした。
ところで前回、「キマリン狙いの環境画像をUPするのは控えます」
と書いたのですが、気が変りました。
←はテリ待ち心中(2008年私的ココロの中の流行語大賞)
させていただいた左京区の某所です。
画像中央付近、カキの樹冠で必ずテリを張るだろうと信じて佇んだのですが、見事にnull。
ベニシジミが紛らわしく飛ぶだけでした。
まあ、そもそも当地は京都市左京区内における分布の空白地域なので、
あまり期待はしていなかったのですが、実際佇んで『テリ待ち心中』を
食らうとけっこう悔しいものがあります。
こうして失敗に終わったポイント探索があった反面、新規に開発できたポイントもありました。
2008年中に私が見つけたポイントが2ヶ所で、T先輩が開発されたポイントが4ヶ所。
ここへ来て、都合6ヶ所もの新規ポイントが見つかるのですから、
京都市内はキマリンの居ない所を探す方が難しかったりして…。
2009年01月07日
2008年は12月31日まで営業していたので、年明けは少し長い目に休ませていただいて、
昨日01月06日より新年の営業を開始させていただきました。
それにしても正月休み中に鈍った身体には、この寒さが堪えます。
もう01月07日になってしまいましたが、2008年の総括を続けます。
8月:上旬の日曜日は2回とも山ゴマへお出かけ。
日付前後しますが、岐阜県の水後山では予想通りのnull。
多少期待していた福井・石川県境の赤兎山では、挑戦3回目にして
初めて採集可能な天候になったにもかかわらずnull。アタマに来たので同日、
無謀にもO山へ…。
余談ですが、頂上少し手前で、下山途中のM氏に出会い、
「エエッ、これから登るの?!」
と、あのM氏に驚いていただきました。
そう、狙いは福井県ラベルのゴマシジミでございます。
(石川県ラベルは元から眼中に無かった)
ところでこのO山ですが、山頂広場等、簡単に行ける地点から「見通せる範囲」
の福井県側にもカライトソウは生えています。しかしながら、
その「見通せる範囲」内でのゴマシジミ採集が、果たして可能かどうか…。
「絶対」とまでは言いませんが、その付近で粘ったとしてもゴマシジミを得る事ができると、
私は(その目は節穴だという意見もありますが…)思っていません。
そして、採ったとしても採集地点がどちら側になるのか?かなり微妙だと思います。
ここまで、福井県ラベルのゴマシジミ採集について、かなり否定的に書いたものの、
現実には、ポイントにさえ到達できれば確実な福井県ラベルのゴマシジミを
採る事ができます。
「ほ〜、これだけ自信満々に書いているのなら、ポイントについて、
もうチョッと詳しく述べてもらおうかねぇ」
というお声が聞こえてきそうです。
それでは!ということで、このリクエストにお応えし、書かせていただきましょう。
「ポイントへ辿り着く為には、『信じる力』が必要です」
(それでは!と意気込んだ割には抽象的な表現になって恐縮です)
ということになります。2002年に初めて採った時には、
信じて**した自分を褒めたくなりました。
「それはええけど、結局この日に福井県ラベルのゴマシジミは採れたんかいッ?」
というご質問が当然発せられると思います。
お答えしましょう、
「ハイ、あの時刻からであるにもかかわらず、□頭採集することができました」
と…。
あっ、そうそう、上の画像は山ゴマとは全く関係ありません。
中旬に行った広島県のK山スキー場の駐車場です。
誰も登ってそうになかったら、チョッと登ってnull神祓いをしておこうと思って行ったのですが、
ご覧のように蝶屋さんのモノと思しきクルマが停まっていました。
ということで、奥に写っているレストハウスのお風呂が、
冬場のみの営業であることを確認してから次の目的地へと移動しました。
2009年01月10日
まだ続けます、2008年の総括。
今日は09月です。
9月:上〜中旬にかけては京滋でウラナミジャノメ探し。
←の画像は京都府木津川市(旧相楽郡加茂町)のオオヒカゲ。
この地域ではあまり記録が無いと思います。なので、
ボケボケですが証拠画像として貼っておきました。
中旬に行った島根県隠岐島前の知夫里島ですが、
ココは京都から近いにもかかわらず、離島度はグレード3。
とっても良い雰囲気で、蝶もそこそこ生息しています。また、
牛糞がとても多いので、糞食の甲虫さんなんかの採集にも向いているように思います。
その上、魚介類がとっても美味。これであのコワイ(ような気がする…)牛さんさえ居なければ、
安心して採集できるのですがねえ…。
(因みに離島度とは、沖縄本島をグレード1、トカラ列島の各島をグレード5と定義し、
その島へのアクセスや島内の雰囲気等から私の主観で数値を決定します)
下旬には京都府の丹後半島でシルビアシジミを探すも、当然のことながらnull。
このとき、ソテツが多く植えられていたのでクロマダラソテツシジミも探してみたのですが、
ソテツ自体に食害の痕跡も認められず、本種はいずれのステージも見られませんでした。
2009年01月13日
01月11日に行われた大学OB会とブログ・オフ会がハイブリッド化した飲み会で
呑み過ぎてしまい、01月12日は朝からボーッとしたままで、長女の送迎のみ。
何もしない休日というのは、1日損をしたような気分になります。
さて、今日はもう01月13日になってしまいました。2008年の総括を続けます。
10月:何と言っても島根半島でのシルビアシジミ。
「海を背景のシルビアシジミ」
というk*nk*nさんのブログの文章に触発されて行ったのですが、
この島根半島では「探す」という行為がとっても面白かった。
勿論、過去に記録のある地名を事前に調べて臨んだ訳ですが、
実際現地で学習した生息環境と、自宅での妄想から導き出された予想地点とをすり合わせ、
「あそこは絶対に居る。根性で辿り着くんや!」
と這って到達し、ホンマにおったときのカ・イ・カ・ン…、忘れられません。
たとえその場所が公表されていないだけの既知ポイントだったとしても、
事前に聞いて行ったのでは、この快感を味わうことは決してできません。
今年もこの快感を得るべく、訳の分からん場所へ出動することにいたしましょう。
あっ、忘れてました。↑の画像の場所ですが、ココでは食草すら見出せず、完封のnull。
ビビリながらも、急な岩場をかなり上部まで登ったのですが、ハヤブサ君に威嚇?
されただけに終わりました。
また、この岩場にはタイトゴメも生えておりませんでした。どうやらミヤコグサと
タイトゴメとは同所的に生えるもののようです。
2009年01月15日
昨年末の標本画像撮影及びレタッチ加工のお話もそうでしたが、
一旦やり始めると最近しつこいですね、歳のせいかなぁ〜。
2008年の総括を続けましょう。今日は11月です。
11月:文化の日絡みの連休に八重山へ行く予定だったのですが、
中止になってしまったので、上旬はなーんも無し。
中旬に京都市の北区、左京区、上京区でチョロっとだけ
クロマダラソテツシジミを探してみました。この3区の中では、上京区の1ヶ所でのみ
本種の食害によるものと思われる痕跡のあるソテツ一株を見つけましたが、
このときはいずれのステージも見い出せませんでした。ただこのソテツは、
10月11日に本種を1雄得た地点と、直線距離で500Mも離れていないので、
もしかするとこの株が発生源だったのかもしれません。
そしてこの画像は左京区の京都府立植物園内に在ったソテツです。
大切に手入れされているのでしょう、とっても健康そうです。
従いましてクロマダラソテツシジミの香りは全く感じられませんでした。
そして下旬には兵庫県の加東市付近でツマグロキチョウを探したのですが、
カワラケツメイはそこそこ見つかるものの、いつものように完封のnull。
2009年01月17日
昨年末から書き始めた2008年の総括で、半月以上も引っぱってしまいましたが、
今日でおしまいにします。今日はいよいよ12月です。
12月:「いよいよ12月です」と構えてはみたものの、
主な行動は、本HP内において、標本画像撮影及びレタッチ加工のお話を
クドクドと書いていた事になりますね。
そしてフィールドへ出たのはたった1回。京都市北区の某所で、
ギフとキマリンの下見をしただけでした。
それでは最後に毎年恒例となりました「その年最後に採った蝶の展翅中画像」です。
「その年最後に採った蝶」と銘打ちましたがウソです。
本当の最後の蝶は11月05日に採ったヤマトシジミだったのですが、
展翅板が奥底の方に埋もれてしまい、取り出すのが面倒だったんです。
そこで、手近にあったこのキマダラセセリにしておきました。
この個体、キマダラセセリにしては珍ラベル、京都市上京区産になります。
いや〜、それにしても驚きました。居るんですねぇ、市街地にも。
そして採集日もかなり遅く、10月01日というものでした。
最後に、2008年中に出動した日数を書いておきましょう。
移動に要した日数(前日出発分等)を除き、
たとえ5分でも観察採集した日については1日としてカウントすると、
92日という数字になりました。
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